成功している医師が話す歯科の”現場”(5/6)

荒井「引き続きまして今回、開業医としての幸せ、勤務医としての幸せと言う一つのテーマでキャリアとして勤務医という形で高い年収だったり臨床スキル、そういったモチベーションで目標を達成していくという生き方あるいは開業医としてリスクを負いながらその中でも、目標としているまあ、医院・サービスを作っていったり、あるいは年商であったりそういった数字目標を達成して行ったり。これらにおいて、それぞれ苦しい面と良い面があるかと思うんですけれども、ざっくりとした形なってしまうかもしれませんがそれぞれの先生方がどうお考えかをですね奥田先生からお話いただけますでしょうか。」
奥田「そうですね、時間は絶対勤務医の時のよりも無いと思いますし、自分の時間は全然作れないんですけど、診療が終わってから事務処理をやったりとか、細かい作業がたくさんありますが、給料とか、その収入とか以外の所で満足感とかやりがいというのは、開業してからの方があるので、今の勤務医よりも僕は開業してからの方が楽しいですし、やってよかったなって思います。」
荒井「ありがとうございます。山田先生はいかがでしょうか。」
山田「僕も奥田先生とほぼ同じで、結構僕も人生楽しんだモン勝ちっていうテーマが自分自身にありまして、自分でしたいなと思ったら、それをテーマを決めて出来るだけそれに近付けるように頑張ってますし、やっぱり開業してから嫌なことも沢山ありますけども、スタッフに喜んでもらったりとか、患者さんに喜んで貰ったりとかやっぱり結構世間は狭いもんで、人と人との縁か繋がったりとか喜びもやっぱり2倍になるので、勤務医の時代よりもかなり充実してるのかなとは思います。」
荒井「ありがとうございます。島田先生、お願いします。」
島田「逆に僕は、勤務医の頃と開業医の頃で申し上げると、プライベートが楽しかったのは勤務医の頃の方が僕は楽しかったですね。正直、勤務医の時の方がはるかに時間があったので、お金はないけど時間はあるという状態で、勤務医の頃の方が楽しかったような記憶があります。なので、僕は勤務医を1年しかしたことがないですから、これを言うとちょっと非常識なようですけど、もうちょっと勤務医時代が、今思えば長かった方が良かったなと。勤務医を5年ぐらいしても良かったかなと思ってるんですけどね。」
荒井「それでは、開業するか勤務医としてやっていくかという状況の先生が、開業するにあたってどういった事を改めて見ておくべきか、勤務医時代にどういったことを学んでおくべきと言った所で総括に近い形になるんですけど、山田先生にお話いただけますでしょうか。」
山田「そうですね、やっぱり色んなことを経験しておくのが1番かなと思います。治療でもやったことのない分野にチャレンジしてみるとか、仮に失敗しても勤務医の立場というある程度良い意味での割り切りもあると思います。まずそういう分野でどんどんチャレンジして欲しいのと、色んなネットワークを駆使して、医院に見学に行ったり、セミナーに行って大量にインプットして、それが開業した時に少しでも役立てるように自分を少しでも高めていくっていうのが遠回りで近道なんかなと思います。」