歯科医院開業動機の明確化【Ⅱ:開業前自己分析とマクロ立地選定5/8】

ですから、確固たる経営理念を持つためにも、開業動機を明確にする必要があるのです。
そもそも、動機というものは、なにも経営の世界だけで重要視されるものではありません。
例えば、物騒な話ですが、殺人が起これば、当然、よくニュースでも耳にすることと思いますが、警察は動機の解明に全力を尽くしていますとか、言いますよね?
なんで殺したのかが量刑を決める際にも大切なのです。
また、僕の経験ですが、女性に付き合って下さいとお願いしたところ、私のどこが好きなの?と、よく動機をたずねられたりします。
まあ、わたしの場合は動機を尋ねられることよりも、ごめんなさい、ありがとうで終わってしまうことの方が多いので、これまた残念な話ですが。
あるいは、先生方の中には、プロポーズされた経験のある方も多いでしょうが、プロポーズの動機を解明しておく必要があります。
なぜなら、もしかすると都合のよい人間ATM を探しているという動機かもしれません。
まあ、何をするにせよ、この動機が重要ですので、開業を考えておられる先生方は、一度、冷静にご自身の開業動機を考え、これを正直に書いてみてください。
書いてみると、以外に目指すべき医院の形が見えてきます。
ちなみに、私の開業動機を先に述べると、「自由な時間がほしい、頭ごなしに人から命令されたくない」でした。
つまり、これが私の本音です。
これをそのまま経営理念にして従業員に公示すれば、私たち、こんな人についていって大丈夫??ということになるでしょうから、もちろん経営理念はこの動機を踏まえたうえで、体裁を整えたものを考えないといけないのですが、開業動機はこんなものです。
んー、まあこんなものの時もあります。
ですから、いろいろあると思うので、3分くらい、この動機について考えてみてください。
もちろん、動機についてもお隣と相談してみてください。
本当にいろんな意見があると思います。
ですが、この動機については、あまり人に左右されず、ご自身で自分自身に問いかけ、本音を引っ張り出すことがとても重要です。
開業動機がご自分の中で、はっきり言葉になった方は、忘れないように、いつでも自分の本音に向き合えるよう、これを、本日のキーワードである開業動機の欄に、書いてみてください。
(3分程度考えてもらう)